企業比較

ラクス vs Sansan

バックオフィスSaaSのラクスと、営業・経理領域特化のSansan。どちらもB2B SaaS企業だが、事業構造・収益性・成長段階が大きく異なる。ラクスは楽楽シリーズとIT人材派遣の二本柱で利益率20.8%、Sansanは名刺管理・請求書管理の2製品に集中し利益率6.5%。事業モデル・組織文化・キャリア成長の違いから、候補先選びの判断材料を整理する。

ラクス

売上高
489億円
従業員数
3,086名
平均年齢
32.5歳
平均年収
649万円

Sansan

売上高
432億円
従業員数
2,235名
平均年齢
31.7歳
平均年収
780万円

目次

数字で見る比較

指標ラクスSansan
売上高489億円432億円
営業利益率20.8%6.5%
従業員数3,086名2,235名
平均年齢32.5歳31.7歳
平均勤続年数3.0年3.1年
平均年収649万円780万円
男性育休取得率
有給取得率 or 離職率離職率20%

バックオフィスSaaSのラクスと、営業・経理領域特化のSansan。どちらもB2B SaaS企業だが、事業構造・収益性・成長段階が大きく異なる。ラクスは楽楽シリーズとIT人材派遣の二本柱で利益率20.8%、Sansanは名刺管理・請求書管理の2製品に集中し利益率6.5%。事業モデル・組織文化・キャリア成長の違いから、候補先選びの判断材料を整理する。

3行でわかる違い

事業規模

売上489億円・連結3,086名。クラウド事業(楽楽シリーズ)とIT人材派遣の二本柱。営業利益率20.8%で利益成長+65.7%と利益拡大フェーズ

売上432億円・連結2,235名。Sansan・Bill Oneの2製品で営業・経理領域に特化。営業利益率6.5%で利益化への転換段階

売上は同規模、営業利益率はラクスが20.8%とSansanの約3倍

組織文化

平均年齢32.5歳・勤続3.0年・年収649万円。急成長SaaSの規模拡大フェーズで、スケール重視の組織戦略

平均年齢31.7歳・勤続3.1年・年収780万円。高報酬・高期待値で実力主義のSaaS組織

年収はSansanが131万円高い。勤続年数はほぼ同等

3年後の方向

楽楽シリーズへの経営資源集中とクオリティグロース。開発拠点をベトナム・インドネシアに拡大し、営業利益率向上を追求

Sansan・Bill Oneのドメイン深掘りとEightの多角化。営業・経理領域でのリーダーシップ確立を目指す

ラクスは利益率改善に集中、Sansanは領域特化の深掘り

こんな人はラクス

自社SaaSを企画から運用まで経験したい クラウド事業では楽楽精算・楽楽明細・楽楽販売など自社SaaSプロダクトの企画・開発・営業・カスタマーサクセスを一貫して行い、SaaSビジネスの全体像を理解できる

バックオフィスDXを推進したい 経費精算・電子請求書・販売管理・勤怠管理など、日本の中堅・大企業のバックオフィス業務効率化は今後5-10年の成長市場。楽楽シリーズへの経営資源集中で市場シェア拡大の最前線に立てる

成長と利益率向上を同時に経験したい 売上成長+24.6%を維持しながら営業利益成長+65.7%を達成する「クオリティグロース」の経営転換期。スケーリングから利益最大化へのシフトを実時間で体験できる

幅広い技術領域で実務経験を積みたい IT人材事業ではシステム開発・インフラ構築・機械学習・品質管理といった多岐にわたる技術領域の派遣先で実務経験を積める。社内研修と派遣先実務を組み合わせた段階的スキル習得が可能

こんな人はSansan

営業・経理DXの専門性を築きたい SansanとBill Oneは名刺管理・請求書管理で営業・経理領域を支配するプロダクト。ドメイン特化型のリーダー企業で「営業DX」「経理DX」の専門家キャリアを形成できる

高報酬で実力主義の環境で働きたい 平均年収780万円と業界高水準。スタートアップ的な成長フェーズで実績に基づく報酬・昇進が実現しやすい環境。成果と能力で評価される組織文化

利益化転換の経営判断に関わりたい(中途向け) 営業利益率6.5%から高収益企業への転換を目指す段階。コスト構造の最適化・顧客獲得効率の向上・サブスクリプション収益化といったSaaS特有の経営課題に実践的に向き合える

B2B SaaSのキャリアを深めたい 営業支援SaaS・経理支援SaaSという明確なカテゴリでプロダクト機能・営業戦略・顧客成功のノウハウが集中。SaaS業界での転職・起業時に高く評価される専門性が身につく

キャリアで得られるもの

ラクス

クラウド事業では自社プロダクトの開発・営業・カスタマーサクセスの全工程に携わり、顧客の課題とプロダクト機能の結びつきを直感的に理解できる。IT人材事業では組織成長の中での人材育成・配置のノウハウも習得可能で、複数事業を経験することで事業サイクルの全体像を俯瞰する力が身につく。

「クオリティグロース」への経営転換期に参画することで、営業レバレッジの実現や経営資源の選別的集中といった経営判断を体験できる。開発拠点をベトナム・インドネシアに拡大する過程でグローバル組織マネジメントのスキルも習得可能。

Sansan

SansanとBill Oneの2製品を通じて、営業・経理領域でのSaaSリーダーシップを確立した企業でドメイン特化型の戦略を深掘りする経験を積める。プロダクト強化、顧客ロイヤリティ向上、業界標準化への関与を通じて「SaaS領域でのタテの専門性」を形成できる。

営業利益率6.5%から高収益企業への転換を目指す過程で、コスト構造最適化・顧客獲得効率向上・サブスクリプション収益化といったSaaS特有の経営課題に実践的に向き合える。ビジネスSNS「Eight」の成長を支える多角化フェーズにも参画できる。

事業と戦略の方向性

rakusの向かう先

クラウド事業(楽楽シリーズ)とIT人材派遣の二本柱で営業利益率20.8%を達成。楽楽シリーズへの経営資源集中と「クオリティグロース」への移行により、売上成長と利益率改善を同時に追求するフェーズ。開発拠点をベトナム・インドネシアに拡大し、プロダクト開発力の強化とグローバル組織化を進めている。

中期経営計画の重点テーマ:

  • 楽楽シリーズ集中: 経費精算・請求書・販売管理・勤怠管理などバックオフィスSaaS群へのリソース重点配分で市場シェア拡大と顧客体験向上を両立
  • クオリティグロース: 売上成長と営業利益率改善を両立するフェーズに移行。EPS成長を最重要指標に据えスケーリングから効率化へシフト
  • 開発力強化: 国内・ベトナム・インドネシアでの開発拠点拡充によりプロダクト優位性を維持。グローバルエンジニア採用と組織化を推進

業績の勢い

FY2026 9M(2025年4月〜12月)で売上443億円(+24.6%)、営業利益125億円(+65.7%)。Q3単独の営業利益率は30%超え

sansanの向かう先

名刺管理「Sansan」と請求書管理「Bill One」の2製品で営業・経理領域のリーダーシップを確立。営業利益率6.5%から高収益企業への転換が課題。ビジネスSNS「Eight」の成長と並行し、ドメイン特化+プロダクト深掘りで既存顧客のARPU向上を目指す方針。

新卒なら / 中途なら

新卒なら

ラクスは連結3,086名・平均年齢32.5歳で、クラウド事業とIT人材事業の2セグメントから配属先を選択できる。SaaSプロダクトの企画から営業まで一貫して経験できる環境。Sansanは連結2,235名・平均年齢31.7歳で、営業・経理領域に特化したSaaS2製品に集中。平均年収780万円の高報酬環境でドメイン専門性を深められる。

複数SaaSの横断経験か、営業・経理領域での専門性深掘りか

確認のポイント:ラクスなら新卒のクラウド事業・IT人材事業間の配属プロセスと異動機会を確認。Sansanなら新卒がSansan・Bill Oneのどちらに配属されるかとドメイン専門性の育成方針を確認したい。

中途なら

ラクスは「クオリティグロース」への転換期で、営業レバレッジの実現や開発拠点のグローバル化を推進中。営業利益率20.8%の収益基盤のもと事業効率化を担う即戦力を求めている。Sansanは営業利益率6.5%から高収益化への転換段階で、プロダクト成長・営業効率化・組織スケーリングの経験者を求めている。平均年収780万円の報酬水準で即戦力人材を採用。

利益率改善フェーズでの効率化推進か、利益化転換の経営課題への実践的関与か

確認のポイント:ラクスなら中途入社者の楽楽シリーズ責任者ポジションへの登用実績。Sansanなら利益化に向けたコスト構造改善の中途採用ポジションと裁量を確認したい。

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