目次
数字で見る比較
| 指標 | 大塚商会 | TIS |
|---|---|---|
| 売上高 | 1,322,791百万円) | 5,717億円 |
| 営業利益率 | 6.8% | 12.1% |
| 従業員数 | — | 21,765名 |
| 平均年齢 | — | 40.0歳 |
| 平均勤続年数 | 17.2年 | 14.0年 |
| 平均年収 | — | 807万円 |
| 男性育休取得率 | — | 87.7% |
| 有給取得率 or 離職率 | — | — |
大塚商会は国内中堅・中小企業向けのIT統合サポート、TISは金融・製造向けのグローバルDXサービス。事業規模では大塚商会が上回り、成長性ではTISが中期計画で野心的な目標を設定。
3行でわかる違い
事業規模
売上13,227億円の業界トップクラス。国内中堅・中小企業向けオフィスITと保守サービスで高い営業利益率
売上5,716億円だが営業利益率12.1%と高効率。グローバル展開とDXコンサルで成長加速を計画中
大塚商会は売上2.3倍で国内密着型、TISは営業利益率12.1%の総合IT
組織文化
平均年齢41.4歳、勤続17.2年。中核技術者による手厚い顧客支援文化。新卒は手作業・現場経験から専門性を磨く
平均年齢40.0歳、勤続14.0年。金融・製造の大型案件経験から高度なコンサルスキルを習得。男性育休87.7%で働き方多様
大塚商会は勤続17.2年・年収992万円、TISは男性育休87.7%の大規模組織
3年後の方向
顧客関係を深掘り。DXコンサル機能強化で、コピー機・プリンタからシステム総合提案へ移行
「Frontiers 2026」でDX案件強化、自社SaaS拡大、ASEAN進出。グローバルサービス企業への転換加速
大塚商会はストック型拡大、TISはDXコンサル・ASEAN展開で成長加速
こんな人は大塚商会
顧客に寄り添うIT運用支援 中堅・中小企業のオフィス環境を「まるごと」サポート。ネットワーク、ストレージ、セキュリティを統合提案し、顧客の経営課題を直結させる経験を積める。
ストック型ビジネスの運営基盤(中途向け) 保守契約・サブスクリプション中心。顧客との信頼を年単位で積み重ね、提案を受け入れてもらう営業・技術スキルが実務で磨かれる。
密着型営業の相手理解力(中途向け) 中小企業経営陣との1対1関係が濃い。顧客ニーズをヒアリングし、限られた予算の中で最適な提案をする。営業・技術双方の経験が同時進行で磨かれる。
DXコンサル機能の強化機会(中途向け) 中計で「顧客関係変革」がテーマ。既存顧客のDX支援に発展させる動き。古い体質からの脱却、高度な提案力へのチャレンジが組織的に進行中。
こんな人はTIS
大型金融・製造案件の高度スキル 金融・製造向けの総合ITサービス。単なる受託開発ではなく、顧客の経営課題を整理し、3~5年のシステム構想を提案する。若手でもこのスコープに触れる環境。
グローバルDX企業への転換経験(中途向け) 「Frontiers 2026」でASEAN展開、自社SaaS事業化を推進中。国内案件に加え、越境プロジェクト、新事業立ち上げに関わるチャンス。キャリア上昇度が高い。
働き方改革の先進実績 男性育休取得率87.7%。育児と仕事の両立制度が実装済み。子育て世代でも深い案件に継続参加できる環境。女性キャリアの基盤もある。
DXコンサルとSaaS事業の並走(中途向け) 売上5,716億円で営業利益率12.1%。効率的な経営の中で、DXコンサル強化と自社SaaS拡大という2本の矢を同時展開。事業設計への参加を学べる。
キャリアで得られるもの
大塚商会
顧客サポートの現場経験から、ITの応用力と対人スキルが同時に鍛えられる。デスクワークだけでなく、顧客先への出張や、複合的なシステム構成を把握する力が身につく。
中堅・中小企業という限定的ながら密度の濃い顧客ベースを持つ。全社で「顧客関係を深掘り」という中計テーマが共有されており、既存顧客の案件拡大に参加できる環境。
保守サービスからDXコンサルへの事業進化。3~5年後のキャリアは、顧客向けの経営提案力を持つコンサルへの転換が可能。スキルセット転換の支援が進行中。
TIS
金融・製造向けの大型案件が豊富。新卒でも大規模システムの構想~実装~保守の全フェーズに触れる。顧客経営層との接点を持つ案件も多く、経営視点のスキルが早期に身につく。
グローバル展開とDXコンサル強化による組織の急成長期。新卒採用も多く、個人の実績が評価される人事制度。海外プロジェクト、新規事業立ち上げへの抜擢速度が速い。
自社SaaS事業化、ASEAN進出、DX案件強化の3軸成長。キャリアは「金融案件のシニアエンジニア」「SaaS事業部のPM」「グローバルプロジェクトマネージャー」など複数ルートが開かれている。
事業と戦略の方向性
otsuka-shokaiの向かう先
顧客関係を深掘りし、オフィスIT統合から経営課題の総合DX支援へ移行。コピー機・プリンタ販売のストック化、技術者の人材開発で高度な提案力を強化。中堅・中小企業の国内密着型ポジションを維持しながら、コンサル機能を加速。
中期経営計画の重点テーマ:
- 顧客関係変革: 既存顧客へのDX提案を強化。単なる機器販売から経営支援型コンサルへシフト。顧客の変革パートナーとしてのポジション確立。
- ストック型ビジネス拡大: 保守・サポート契約の継続率向上。顧客企業のシステム運用を年単位で支援し、リカーリング収入化。安定収益基盤の構築。
- 人材・スキル開発: 技術者層の教育強化。顧客DX支援ができるコンサルスキルを組織全体に展開。若手からシニアまでのキャリアパス整備。
業績の勢い
FY2025通期は過去最高3年連続。営業利益率6.8%で安定成長中。顧客関係強化と人材育成の投資が進み、3年後のDXコンサル機能拡大に向けた基盤形成期。
TISの向かう先
「Frontiers 2026」中期経営計画で、金融・製造向けのDXコンサル強化、自社SaaS事業拡大、ASEAN進出の3軸成長を推進。2026年度には売上6,200億円、営業利益率13.1%を目標。グローバルサービス企業への脱皮と高度なDX案件シェア拡大が最優先。
中期経営計画の重点テーマ:
- DXコンサル強化: 金融・製造向けの経営課題解決型案件を拡大。顧客の経営改革をIT力で支援するハイエンドサービスへの転換。案件単価とコンサル人員比率を上昇。
- 自社SaaS事業化: 受託開発の知見を基に、自社SaaS製品の開発・展開。リカーリング収入化と新規事業創出。金融向けSaaS、製造向けSaaSなど複数軸。
- ASEAN展開: シンガポール、バンコク、ホーチミンなどでのオフィス拡大。2026年度目標売上1,000億円。ローカルパートナーシップと現地人材採用で進出加速。
業績の勢い
FY2025実績売上5,716億円、営業利益率12.1%。FY2026目標は売上6,200億円(+8.5%)、営業利益率13.1%(+1.0pp)。DXコンサル案件の高成長とSaaS事業立ち上げにより、利益率向上と売上拡大の両立が見通された成長期。
新卒なら / 中途なら
新卒なら
新卒にとって、大塚商会は国内顧客との1対1信頼関係を築く訓練の場。営業・技術の区分が薄く、『営業技術者』的なスキルセットが磨かれる。一方、TISは金融・製造といった大型案件の全体像を学べる環境。新卒のうちから経営層への報告や、複雑なシステム構想に触れるチャンスが豊富。
国内中堅・中小企業と深い関係を作りたいか、大型案件で高度なスキルを早期習得したいか
確認のポイント:大塚商会は『顧客先での現地支援経験』を重視。TISは『金融・製造案件での構想~実装経験』を重視。入社試験や面接で『どの顧客層・案件で成長したいか』を問われる。
中途なら
中途採用でも両社で獲得できるスキルセットは大きく異なる。大塚商会では、既存顧客のDX支援拡大に伴い、営業コンサル・システムコンサルへの転身が可能。一方、TISはDXコンサル市場での競争力強化が急務であり、金融・製造系のコンサルエンジニアの需要が高い。給与水準は大塚商会が186万円高いが、TISの男性育休87.7%と働き方改革の充実度は優位。3年キャリアを見据えると、大塚商会はローカル基盤の強化、TISはグローバル・SaaS領域への挑戦が主流。
既存顧客への深い信頼関係構築とコンサル転身か、グローバルDXトレンドの最先端で高度なプロジェクトに参加するか
確認のポイント:大塚商会では『顧客経営層との関係構築』『ストック型ビジネスの営業スキル』が問われる。TISでは『金融・製造案件の大型プロジェクト経験』『グローバルプロジェクトマネジメント経験』『SaaS事業への関心』が加点対象。面接で『3年後、どの領域のスペシャリストになりたいか』を明確に答えられることが重要。